複数社の査定を一日で済ませたいなら、予約時に「ほかの会社にも査定を頼んでいる」と伝え、時間が重ならない枠を相談しましょう。各社が対応できる日時と所要時間を聞いてから、一日の予定を組みます。

これから予約する方には、連絡の文例と時間割を。すでに査定額が出ている方には、受取額や日程を並べる無料ツールを用意しました。

これから依頼先を選ぶ方は、何社に頼むかを、連絡と査定に使える予定から決める手順で、無理のない枠を考えられます。

予約の時点で、複数社の予定があると伝える

一社ずつ時間を決める前に、すべての査定先へ同じ希望を伝えます。同日査定が必ず受けられるとは限らないため、相手の対応時間を確認してから全体を組みます。

予約時の伝え方
「同じ日に複数社の査定を予定しています。御社は○時から○時の枠で対応できますか。査定と金額提示に必要な時間の目安も教えてください」

連絡する会社名、担当者名、予約日時、電話番号を一枚にまとめます。電話の受け方や予定変更の連絡については、一括査定の電話に備える記事で詳しく整理しています。

時間割には、査定と金額提示の余白を入れる

査定に必要な時間は、車の状態や買取業者によって異なります。次の会社をすぐ同じ時刻に呼ばず、各社が案内した所要時間に、説明や記録のための余白を足します。

一社にどのくらい時間を取るか迷ったら、査定時間の目安と、開始・金額提示・終了までの確認を先に読んでから予約先へ聞いてください。

時間割の例
9:00〜10:00 A社の枠
10:00〜10:30 条件の記録・車内確認
10:30〜11:30 B社の枠
11:30〜12:00 条件の記録・遅れへの備え
各社が案内した時間に合わせて組み直します。この時間で終わることを保証する例ではありません。

場所は、車の周囲を確認でき、ほかの車や歩行者の邪魔にならない所を用意します。自宅の駐車場で難しい場合や、店舗へ持ち込む場合は、出張査定と持ち込み査定の違いを確認してください。

全社へ、同じ車両条件と希望日を伝える

比較の前提をそろえるため、走行距離、傷、不具合、修理歴、付属品を同じ内容で説明します。引渡し希望日も統一してください。一社だけ早い引渡しを前提にすると、金額の違いと日程の違いを切り分けにくくなります。

事前に車検証、点検整備記録簿、取扱説明書、スペアキーを準備します。申告する内容は査定前のチェック項目を使うと整理できます。

査定中は、鍵と書類の所在を自分で把握する

査定担当者へ鍵や付属品を渡す前に、貴重品が残っていないか確認します。次の会社が来るまでに、鍵、車検証、記録簿、スペアキーが戻っているかを一つずつ確かめましょう。

シートや収納を確認するための車内イメージ
査定ごとに車内と鍵を確認し、次の会社へ渡す書類と付属品をそろえ直します。生成イメージ

同時刻に複数社を呼ぶ方法を希望する場合は、各社が対応できるかを事前に確認します。このページでは、一社ずつ重ならない枠で受ける流れを扱っています。

即決を求められたら、今日の予定をそのまま伝える

まだ他社の査定が残っているなら、その場で契約する必要はありません。JPUCは、複数社を比べる予定の中で契約を急かされた場合、すべての結果がそろってから決める意思をはっきり伝えるよう案内しています。

「今日は各社の査定を受け、金額と条件がそろってから決めます。いまは契約しません。提示額の期限と、明日以降に変わる条件を教えてください」

これは本メディアが作成した文例です。詳しい伝え方は即決を求められたときの返し方、署名や電子同意の前に見る項目は売却契約の確認へ分けています。

査定が終わるたびに、受取額と期限を記録する

口頭の提示を聞いたら、その場で次の項目を確認します。

  1. 最終的に受け取る予定額。 提示額から引かれる費用や、別に精算される金額があるか。
  2. 提示の有効期限。 いつまで同じ条件で返答できるか。
  3. 車の引渡し日。 希望日で進められるか。
  4. 入金予定日と条件。 何を完了した後、いつ振り込まれるか。

国民生活センターは、車の売却がクーリングオフの対象外であり、契約前にキャンセル条項や支払条件を確認するよう案内しています。金額だけを見て決めず、各社の回答を記録してください。

一社の査定が終わったら、その場で記録を。
無料の比較ツールで、最大3社の金額と引渡し・入金の日程を並べられます。分からない費用は空欄のままにして、確認メモを残してください。

3社の査定額と日程を比較する

無料・登録不要。入力内容はサーバーへ送信されません。残しておきたい場合は、入力後にCSVを保存してください。

書き込む項目に迷ったら、査定額を比べるときに聞く11項目を確認できます。

複数社へ査定を依頼する方法を確認する

同日にまとめて受けたい場合も、申し込んだだけで日程が確定するわけではありません。各社からの連絡を受け、時間枠、場所、車両条件、引渡し希望日を調整します。対応する店舗は地域・車両条件などで異なり、同日査定や買取、査定額を保証するものではありません。

参考資料

JPUC:安心して車を売却するために(第2回)査定を申し込む・査定を受ける準備をする
JPUC:安心して車を売却するために(第3回)査定を受ける
JPUC:複数の査定予定中に「今なら」と勧誘された時の考え方
国民生活センター:車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル(2024年6月18日公表)
確認日:2026年9月10日。時間割、鍵と書類の確認手順、文例は本メディア独自の整理です。

決めた日時に査定を受けられなくなったら、査定予約のキャンセル・日程変更の連絡手順へ。出張担当者への連絡、複数社の受付確認、売却契約の取消との違いを整理しています。