「数日後」ではなく、契約上の支払日を確認する
まず契約書や受付メールで、支払期限と支払いの前提条件を探します。引渡し日から数えるのか、必要書類がすべて届いた後から数えるのかで、予定日が変わる場合があります。「営業日」と書かれていれば、どの日を数えるのかも店へ確認します。
業界全体で一律に何日以内という見方はせず、自分の契約で合意した期日を確認してください。事前に説明された日付と書面が違う場合は、そのやり取りも残します。
- 契約書にある買取額と最終的な振込予定額。
- 車を引き渡した日と、受領を示す控え。
- 必要書類を渡した日と、不足の連絡の有無。
- 支払期限、振込口座、これまでの説明。
口座への着金を、自分で確認する
店から「振込済み」と言われても、自分の銀行口座の入出金明細を確認します。店が見せる振込の画面だけでは、こちらの着金まで確認できません。見当たらなければ、指定した口座情報に誤りがないかも照合してください。
ローン精算がある場合は、金融会社への支払いと自分への差額の入金が別になることがあります。契約時に決めた送金先と内訳を確認します。単に振込額が査定額より少ないというだけで理由を決めつけず、残債精算の流れと照らし合わせましょう。

店へは、未入金の事実と回答してほしい内容を伝える
担当者へ連絡し、金額と期日を示して状況を確認します。電話で話した場合も、日時・担当者・回答をメモしてください。必要ならメールなど、内容を振り返れる方法でも回答を求めます。
「○日に車と書類を引き渡した契約について、支払期限の△日を過ぎていますが、現時点で○円の着金を確認できません。未入金の理由と、具体的な支払予定日を文面で回答してください。書類に不足がある場合は、その内容も教えてください」
「経理に確認中」と言われたら、いつまでに誰から回答をもらえるのかを確認します。担当者と話が進まない場合は、店舗責任者や会社の窓口にも連絡し、連絡した経緯を残しましょう。
店の回答に合わせて、次に聞くことを分ける
回答を受けた日時・担当者と、まだ確認できないことを分けて残します。以下は、契約書と着金を照合するための編集部の整理です。店の説明だけで支払い完了や契約違反の有無を決めるものではありません。
| 店の回答・状況 | 次に聞き、手元に残すこと |
|---|---|
| 「振込済み」 | 振込処理の日付・金額・送金先を聞き、指定口座と自分の入出金明細を照合。着金が見当たらなければ、その事実を伝えて再確認と回答予定を求めます。振込画面の提示だけで確認を終えません。 |
| 「書類が足りない」 | 不足する書類名、受領済みの書類、追加提出先・期限を確認。すでに渡したものは控えと照合し、不備が解消したと店が確認する日と支払予定日を聞きます。自分で起算日を決めません。 |
| 「経理に確認中」 | 確認する担当・部署と、いつ誰から回答が来るかを記録。理由や予定日が分からないまま回答が延びる場合は、店舗責任者・会社窓口への連絡履歴も残して相談します。 |
| 別の支払日を提示された | 元の期日を消さず、新しい日付・対象額・変更理由・追加手続きを文面で求めます。下の再約束の記録手順へ。実際の着金と未入金額は別に追記します。 |
| 返答がない・再約束も守られない | 最後に連絡した日時、連絡先、返答の有無と未入金額を整理し、相談窓口へ。連絡の繰り返しだけで待ち続けず、契約書と時系列メモを用意します。 |
一部だけ入金された場合も、着金日・着金額・残額と店の説明を残します。元の契約額との違いや減額への同意を求められた場合は、回答内容と書類を相談先へ見せてください。
支払日が変わると言われたら、回答を文面で残す
JPUCは、別の日の支払いを約束された場合、誓約書などの書面を残すよう案内しています。新しい予定日だけでなく、対象の金額、変更理由、書類の不足の有無も回答に含めてもらい、元の契約書と一緒に保管しましょう。
「今回の支払予定日、振込額、日付が変わった理由、こちらが追加で行う手続きと期限を、書面で回答していただけますか」
書面の内容や新たな同意を求められた理由が分からない場合は、そのまま署名せず相談窓口に確認してください。
無料・登録不要。メモアプリなどで開いて記入します。契約書、請求書、支払いの誓約書の代わりではありません。記入内容を当サイトへ送る機能はありません。口座番号・暗証番号は記入しないでください。
減額や追加費用の話が出たら、根拠を確認する
入金を待つ間に、修理費用などを理由とする減額を求められることも考えられます。その場で承諾せず、どの契約条項に基づくのか、何が確認されたのか、金額の根拠を文書で求めてください。
内容に納得できない場合は、契約書と回答を相談窓口へ見せます。個別の契約や経緯によって対応は変わるため、ネットの一般論だけで解除や減額の可否を決めないようにします。
連絡がつかない・約束が守られないなら相談する
JPUCの車売却消費者相談室は、車買取のトラブルについて相談を受け付けています。電話は0120-93-4595、受付は9時〜17時(土日祝日休み)です。消費者ホットライン188から、身近な消費生活相談窓口につながる方法もあります。
相談するときは、契約書、見積書、引渡しの控え、メールなどの時系列を用意します。会社名、店舗、担当者、未入金額が分かると説明しやすくなります。相談窓口の助言は、必ず代金を回収できるという保証ではありません。
売却済みの車を自分で取り戻そうとしたり、相手の説明だけで新しい書類へ署名したりする前に相談してください。法的な請求や契約解除の判断が必要なら、弁護士などの専門家につなぐことも検討します。
法律相談の窓口が分からないときは
支払いの請求や契約解除について専門家へ相談したいものの、どこへ連絡すればよいか分からない場合は、法テラス・サポートダイヤルの公式案内を確認できます。問い合わせ内容に応じた法制度や相談機関を案内する窓口です。
電話は0570-078374、平日9時〜21時・土曜日9時〜17時(祝日・年末年始を除く)。案内の利用料は無料ですが、通話料はかかります。IP電話などでナビダイヤルを利用できない場合の番号も公式案内で確認してください。
サポートダイヤルのオペレーターが個別の法律相談や法的判断を行うわけではありません。紹介先の法律相談の費用・予約・利用条件は別に確認します。未入金額、契約上の期限、店からの回答を手元のメモにまとめ、「車売却代金の未払いについて、法律相談できる窓口を知りたい」と伝えると、事情を整理して問い合わせられます。
これから引き渡す方は、支払日を先に書面で確認する
車を渡す前なら、支払期限と必要書類の受付条件を確認しておくことができます。契約前に確認する条件と、引渡し当日の段取りを確認し、控えを手元に残してください。
まだ契約前で、複数店の支払条件を整理したい方は、入金予定日と必要書類の期限を分けて残せる査定比較ツールへ。すでに期限を過ぎている場合は、比較をやり直すより、上の連絡・相談の手順を進めてください。
参考資料
JPUC:車売却代金が支払われない場合の対処法
JPUC:車売却消費者相談室
国民生活センター:中古自動車の売却トラブルと相談先
確認日:2026年10月24日(JPUC・国民生活センター・法テラス)。確認手順・文例は編集部独自の整理です。個別の手続きや契約条件は依頼先・各窓口に確認してください。
受渡しの控えについては、車売却の引渡し受領書と記録の残し方へ。鍵・書類・付属品の数量、委託先の受領、未提出の残件と入金確認を分けて整理します。
契約内容を確認したいのに控えが見つからない場合は、車売却の契約書をなくしたときの再送・照合手順へ。適用約款や変更合意も取り寄せ、期限が迫る用件は別に伝えます。
